○表紙写真○
神戸市北区の田園・里山風景とKOBE WOOD
(兵庫県神戸市) 神戸市(提供)撮影
神戸市の中央部には六甲山系、北部に田園・里山が広がるが、1950年代からの燃料革命などで里山は放置され荒廃が進んだ(上)。神戸市では「森の未来都市神戸」を掲げ、森林資源の循環的利用を経済活動に組み込んで、里山再生を進めている。ロゴマークを制定し(左下:六甲山材)、里山材の製品化に力を入れる(右下:市役所ロビーのベンチ)。(文:黒田慶子氏、p.12-15参照)
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目 次
●論 壇 里山広葉樹の利活用と再生を進める意義 長崎屋圭太 2
●特 集 広葉樹で里山はよみがえるか ─健全な循環への道筋を探る
広葉樹材マーケットの現状と展望:
里山再生との接点を考える 嶋瀬拓也 8
里山広葉樹林の存続に必要な循環型経済の仕組み 黒田慶子 12
広葉樹林における施業と里山の維持・再生 津布久隆 16
森の設計士の覚悟─「広葉樹ブーム」の裏側にある真実 西野文貴 20
●報 告 26 最近の森林火災について、思うこと 槇原 寛 ●コラム 30 森の鳥への気候変動の影響 植田睦之 33 フィールドサインから見えてくる 野生動物たちの生活 鈴木 聡 | ●トピック 36 手仕事が生み出す新しい森との関係 ─グリーンウッドワークの世界 久保田芳弘 ●本の紹介 7 アポ・カヤンから東京へ 桜井尚武 ●連 載 24 分け入っても分け入っても青い山(26) 東京も一枚めくると 佐々木知幸 |