会誌「森林技術」

No.1002

2025年 10月 10日 発行
○表紙写真○

天然林の違法伐採後に作られたキャッサバ畑
(カンボジア コンポントム州)
松本光朗 氏撮影

 途上国では農地の拡大により森林減少が進んでいます。カンボジアのコンポントム州で見たキャッサバ畑は、天然林の違法伐採地に作られていました。イモ類のキャッサバは国際的に需要が高く、日本ではタピオカパールとして飲料に使われたり、麺類のモチモチ感を増すために使われています。森林減少と私たちの生活は繋がっています。 (撮影者記)
No.1002

 
目 次
 
●論 壇  なぜ気候変動対策において森林は大切なのか、改めて考える 松本光朗        2
 
●特 集  気候変動時代に森林と林業は何を担うか
 
      森林による炭素吸収の安定性と潜在的リスク   伊藤昭彦・橋本昌司        8
 
      気候変動が日本の人工林に与える影響の予測と森林管理   鳥山淳平       12
 
      気候変動対策としての中高層木造建築推進とそれを支える取組
                                 中曽根義之       16
 
      森林・林業に関連する気候変動対策の動向         増山寿政       20
 
 
 
 
●報 告
 34 第70回『森林技術賞』業績の紹介 34
   デジタル地図を活用した災害に強い
   森林作業用道路の適地判別手法の開発
   臼田寿生
 
 35 石川県産針葉樹の乾燥技術の確立および普及
   松元 浩
 
 36 クマゲラを中心とした森林の生物多様性保全に
   係る基礎的技術の開発とその普及
   雲野 明
 
●コラム
 28 赤くなるか黄色くなるか、
   紅葉と黄葉の違いについて考える
   北尾光俊
 
●本の紹介
 32 森って、どんなところ?/森のめぐみと人のくらし/
   木を植え、森を育てる/森と生きる未来へ
   水内佑輔
 
 33 木材科学講座10 バイオマス
   有賀一広
●統計に見る日本の林業
 38 木材自給率の動向
   林野庁
 
●連 載
  7 答えは山にある[2]
   山の暮らしを脅かす鳥獣被害
   赤堀楠雄
 
 24 分け入っても分け入っても青い山[28]
   宵っぱりのナイトサーチ
   佐々木知幸 24
 
 26 産業界とともにめざす森林再生の未来III[51]
   1.持続可能な林業の普及拡大
   (1)エリートツリー植栽の先行事例の横展開
   太刀川 寛・大塚史彦
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
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