会誌「森林技術」

No.970

2023年 2月 10日 発行
○表紙写真○

林野火災により被害を受けたスギ林
(岩手県釜石市)
後藤義明氏撮影

 2017年5月8日に岩手県釜石市で発生した林野火災は、数日前から続いた乾燥と当日の強風のため急速に延焼拡大し、413haの森林が焼失した。写真は被害の6か月後に撮影したもので、地表火による焦げ痕が樹幹に残っている。樹幹の片側が高い位置まで燃え上がる現象は片面燃焼と呼ばれ、風下側が高くなることがわかっている。
No.970

 
目 次
 


●論 壇  日本の林野火災の現状と課題
         ─対策と研究の進展に向けて─                 後藤義明                 2
 
●特 集    森林火災
       
      林野火災発生危険度の評価                        玉井幸治                   8
 
      山火事予防の取組                        林野庁研究指導課森林保護対策室       12

      林野火災の消火と環境
       生態系を構成する生物への
                   影響に配慮した消火剤の開発                  河野智謙・上江洲一也            15

      大規模山火事跡地の復旧・再生に向けた取組
       ─2014年群馬県桐生市の事例─                久保田拓也                 18
 
      アメリカ合衆国西部の
                  森林火災対策にまつわるよもやま話                    吉岡拓如                  21


●報 告
 26  新種の宝庫、東カリマンタン低地林
   上田明良・滝 久智・槇原 寛

●コラム
 31  キツツキと森林
   石田 健

●本の紹介
 34  森林列島再生論
   長野麻子
 
 34  ヒマラヤの森はなぜ守られたのか
   田中康久


 

 
●統計に見る日本の林業
 36  東日本地域における栽培きのこの生産状況
   林野庁

●連 載
   7  森と木の技術と文化
   第40話 歩くスキー
   内田健一
 
 24  分け入っても分け入っても青い山(12)
   その庭、かしわ餅
   佐々木知幸



 
 

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