山村再生プランの選考結果(第2回)

第1回選考結果

2008年5月7日から募集していました平成20年度山村再生プラン助成金について、6月30日、第2回締切までに全国から52件の応募があり、また、第1回選考において判断を保留とされた3件の計55件の選考の結果、27件を支援対象として選定しました。
なお、支援対象の皆さんから寄せられた活動レポートはこちらをご覧下さい。


「山村再生プラン」の選考結果(第2回)について PDFファイル


No 事業名称 団体名 事業実施
箇所
事業内容
またぎ小屋の復元・改修で体験教育の復活事業 特定非営利活動法人
白神自然学校一ツ森校
青森県
鯵ヶ沢町
白神自然学校一ツ森校は、2003年の開校以来一貫して、地元の雇用と地域資源の活用をテーマにグリーンツーリズム等の活動を進めて来た。本事業では、白神山地で唯一残っている「またぎ小屋」の修繕、またぎの道具などの収集と展示室修繕、及びまたぎ小屋を利用したツアーを実施し、白神山地の歴史や自然と人との関わりの理解を深めることとする。
木細工集落コミュニティ再生活性化事業 木細工むらおこし会 岩手県
奥州市
奥州市江刺区の木細工地区は、50戸余りの中山間地で空家が8軒このままでは地区自体がなくなる危機に瀕していたが、岩手県、奥州市、岩手県立大学、特定非営利活動法人人生いきいきクラブいわての支援で地区内有志が集落の再生・活性化に貢献しようと「むらおこしの会」を本年1月に設立した。本事業では、山野草栽培計画、薬膳料理開発、陶芸用地質調査等を行うとともに、秋まつりを開催する。
廃校を活用したGTの推進と芸術とのコラボによる交流事業の推進のための施設整備事業 会津坂下町 福島県
会津坂下町
会津坂下町八幡小学校坂本分校は、平成19年4月に廃校となった。現在、GTの拠点として、町とNPO法人寺子屋方丈舎が連携してホームページによる農家民泊等の情報提供や予約等の仲介業務等を行い、また、アトリエノコ彫刻村が造型芸術活動を行っている。本事業では、これらの活動を継続するため、その基盤となる廃校の屋根の修繕等を行う。
森と人と渓流が紡ぐ新しい命 有限会社 共進林建 群馬県
みどり市
当社では、2000年より天然魚(野生魚)主体(つまり無放流、自然産卵による増殖とキャッチ・アンド・リリース)の管理釣り場を営業している。しかしながら、近年、渓流の魚数が減少してきており、渓流の状態を改善することにより、天然魚の自然増加を図る。本事業では、事業の効果を計るため渓流についての評価指標、実験場所の設定とその調査、人工産卵礁の造成、産卵観察、渓畔林の整備やHPによる情報開示等を行う。
都市交流と協働の里山再生事業 川場村 群馬県
川場村
川場村と世田谷区では、これまで「友好の森」をフィールドに森林の整備活動を行ってきた。本事業では、新たに川場村の象徴的里山である後山に活動拠点を移し、既存の交流体験事業「健康村里山自然学校(やま森林づくり塾・農業塾・茅葺塾)」との連携を基に、村民や区民、地権者とともに、環境保全に取り組む企業やボランティア団体の参加による、里山(後山)を再生する活動計画の策定等を行う。
自遊育・里山の学校 猿ヶ京 特定非営利活動法人
里山の学校
群馬県
みなかみ町
平成20年春に廃校になった猿ヶ京小学校を活用し、体験交流プログラムの策定や拠点施設の修繕等を行う。
「森の町内会−間伐に寄与した紙−」を通じた企業と森の間伐促進の新たな取り組み 環境NPOオフィス町内会 東京都

岩手県
岩泉町
「森の町内会」の活動は、「間伐に寄与した紙」の流通を通じて「企業の経済活動」と「森林整備」を結びつける新たなシステムである。従来の紙代より10%程度割高となる「間伐に寄与した紙」を企業等が購入・使用することで、間伐費用の不足分を負担し、間伐を促進する。「間伐に寄与した紙」を使った印刷物には「森の町内会」ロゴマークを表示、企業には間伐促進への貢献を証明する「森の町内会証書」が発行される。本事業では、「間伐サポーター企業」の拡大の為のPR活動や、「森の町内会」活動の実践を行う。
東京多摩産材ブランド力向上のための森林コミュニティービジネスモデル創出事業 株式会社 森のいいこと 東京都 東京の森林や多摩産材をアピールするシンボル製品を開発する。開発にあたっては、環境影響評価手法の一つであるLCA(ライフサイクルアセスメント)の概念を取り入れ、かつ森林再生基金のような要素も盛り込み、製品上の魅力と運動性を併せ持つものとする。
白馬八方コミュニティパーク事業 白馬八方体験旅館会 長野県
白馬村
白馬村八方地区は、国内屈指の規模を誇る八方尾根スキー場を擁し、100軒あまりの旅館街の周りに農地が広がるなど自然の宝庫である。しかし、スキー産業の衰退から地域経済の落ち込みが著しい。本事業では、集客ターゲットとして「子ども農山漁村交流プロジェクト」の小学生を対象する。地域エリア全体を農村体験のテーマパークとし、各宿や商店を体験スポット(体験場所)として、体験スポットのネットワーク化と相互利用、地域通貨の導入を図る。
10 森林産業「創造の森林づくり」拡大推進事業 滴水の会 長野県
小諸市
青少年の体験の場として、滴水の会所有の交流センター改築とウォーキングコースを整備するとともに、カラマツ間伐材を利用した太陽光発電型街路灯の支柱の設置、及び間伐材や端材を利用して、小中学生が自ら使用する学習机の天板作りの体験学習を行う。
11 森林と遊休農地と温泉を活用した滞在型健康プログラム開発事業 財団法人みずがき山ふるさと振興財団 山梨県
北杜市
(財)みずがき山ふるさと振興財団は、森林が95%を占める増富地区の活性化を目的に、地区の温泉峡に立地する「増富の湯」の経営母体として設立された。本事業では、温泉浴・深い森と標高1000m以上の環境下における癒し・伝統的な地域食による食養生を用いるとともに、安全な食材作りのための土壌作りにも着手する。
12 多摩川源流小菅村ワサビ田活性化・上下流交流事業 水みち研究会 山梨県
小菅村
小菅村の特産品である山奥のワサビ田が、2007年9月の豪雨で壊滅的な被害を受け、地元の力だけでは復旧の目処が立っていない。水みち研究会では、これを支援すべく多摩川上下流の地域連携事業を計画した。本事業では、崩壊したワサビ田の再生計画、衰退しつつあるワサビ生産の活性化計画、水量水質のモニタリング計画、ワサビ活用商品開発の計画づくりに取り組む。
13 新技術を活用した高根の食文化発信プロジェクト 高根フロンティアクラブ 新潟県
村上市
村上市高根集落は、森と棚田を有する雪深い山間地で、約180戸、800人弱が暮らしている。早稲田大学が開発した「ソフトスチーム」加工技術(100度以下の低温蒸気で食材を熱処理する技術。素材の持つ酵素をコントロールし、熱に弱い栄養素を残し、甘味を出し、食べやすくすることが出来る食品加工技術)を当地の農産物や森の恵みに応用し、都市生活者向け、給食・介護食向け、直売所における観光客向け、地元外食産業向け、地元消費者向けのソフトスチーム加工食品の開発・製造と販売ルートを確立する。
14 地域活性化事業「樹の華」プロジェクト 農業生産法人
エデンの棚田
新潟県
十日町市
農業生産法人エデンの棚田は、十日町市松之山において、荒れた棚田にハーブを植え始め花畑を造成、2003年開園以来、体験学習やイベントを開催してきたが、相次ぐ地震等で入園者が激減し、経営を圧迫している。本事業では、新たな魅力の創出として、「樹木による花アート」の製作、展示と関連イベントを開催し、交流の拡大を図る。
15 とよね木サイクルセンター
ペレット需要先開拓事業
豊根村 愛知県
豊根村
豊根村は、面積の93%を占める森林資源を活用した「木サイクル事業」を推進しており、平成17年からペレットの製造・販売を行っている。本事業では、豊根村近隣地域の熱利用施設に対しての熱需用の調査、経済性評価などを行うとともに、広報資料の見直しを行い、ペレット需用の拡大を図り、環境負荷の少ない循環型社会の構築と山村の活性化を図る。
16 間伐材利用の教育玩具製作事業 からくり文化実行委員会 三重県
松坂市
からくり文化を広めるため、間伐材を利用した教育玩具「からくり工作キット」の試作及びモニターワークショップを行う。
17 駆除するだけではもったいない!
シカ肉の流通促進事業
朽木猟友会 滋賀県
高島市
高島市では年間1千頭のシカが捕獲され、その多くは埋土処分されている。平成20年6月、駆除したシカ肉を商材として流通させるため、シカ肉の解体・加工施設を作った。本事業では、シカ肉の加工マニュアルの開発、及び飲食店や肉の流通・小売事業者のニーズ調査に基づく商品ラインナップの規格化を行い、シカ肉の流通体制を整える。
18 21世紀沖島再生プロジェクト 21世紀沖島夢プラン推進委員会 滋賀県
近江八幡市
沖島は、琵琶湖に浮かぶ島である。島内は尾山(標高225メートル)と頭山(標高130メートル)の2つの山裾が湖岸に迫り、平地は南側の東西に約500メートルほどあるのみで、ほとんどの住宅が集中している。本事業では、島の活性化に向け、後山をマツタケ山として再生するため、その調査研究を行い、中・長期計画を策定する。
19 人と森のかけ橋『小原かご』復活事業 小原かごを復活させる会 滋賀県
余呉町
かって余呉町小原地区には、炭焼きや木籠(小原かご)作りといった、森林を日常生活の中に組み入れた文化があった。本事業では、今では作る人が1人しかいない「小原かご」作りを取り上げて、小原籠の利用方法や歴史などの調査、小原籠の材料(カエデ)調達の検討、小原籠作り技術の伝承等を行う。
20 森・里・人 共生プロジェクト 特定非営利活動法人
やまなみ大学地域自立支援センター
広島県
北広島町
山村・農村では、獣害対策が大きな問題となっているが、これまでの研究では、森と人との関係と同じくらい「犬」の存在が大きいと考えられる。本事業では、獣害から里や人、農作物を守る「ガーディングドッグ(里守り犬)」の育成を目的にした育成プログラム開発と育成マニュアルの作成、及び人が気軽に入れる森づくり「親林」プロジェクトの計画作成と試行活動を行う。
21 森林・農地・歴史遺産の一体的な活用による新しい「共和の郷・おだ」づくり 自治組織 共和の郷・おだ 広島県
東広島市
東広島市小田地域では、小田小学校の廃校と平成の大合併を契機に、自治組織「共和の郷・おだ」を設立し、小さな役場として地域活動を実践している。本事業では、小学校を拠点に交流体験事業を実施するとともに、小田地域コミュニティの結集の核として「小田音頭」の作成、地域の「宝」である歴史遺産の小田城・古墳・神楽の改修と伝承を行う。
22 広葉樹林利用促進活性化事業 吉野川(美馬)流域林業活性化センター 徳島県 美馬地域は、古くから吉野川を利用した運搬により徳島市への薪炭の供給が行われていたが、燃料革命により薪炭の利用が激減し、それに伴い里山林の利用が少なくなった。また、昭和40年頃から実施されたクヌギ造林は500haに達しているが、原木椎茸生産者の高齢化によりクヌギ人工林の伐採による萌芽更新も減少している。これら未利用資源(成熟林分の体径部は割薪の生産に適している)を有効活用し、ECOエネルギー(薪)の活用普及を図る。
23 ホーミング日田 財団法人
中津江村地球財団
大分県
日田市
平成17年の市町村合併により、中津江村地球財団は地域の活性化組織として発足した。本事業では、夏休みに子どもを対象として、6泊7日の農家民宿や野外テント生活を通して農業体験・遊びの基地づくり等の田舎体験「ホーミング日田」を実施する。
24 唐津市山村再生モデル事業 唐津市 佐賀県
唐津市
農山村の豊かな自然環境、地域独自の伝統文化、郷土芸能などを活かした、都市と農山村住民同士のふれあい体験を通じて、交流人口の定着を図る。また、山村集落の分析調査を行い地域活性化プランを作成する。
25 間伐材の農業生産資材(ビニールハウス骨材)への利活用調査設計業務 あしきた農業協同組合 熊本県
芦北町
芦北町では、「マルタ甘夏」に代わる品目として「ハウスデコポン」への産地転換を図り、現在では、デコポン生産日本一の熊本県におけるトップ3を占める産地である。しかしながら、デコポン用ビニールハウスの整備費、燃料やビニール等の資材価格が上昇し、農業経営を圧迫している。本事業では、ハウス骨材として間伐材の利用可能性を把握するため、木骨ハウスの設計書を作成しつつ、その機能(耐強性、耐久性、採算性等)を検証し、確証が得られれば木骨ハウスの整備促進を図っていくこととする。
26 山村(里山)再生による環境教育推進事業 特定非営利活動法人
ひむか里山自然塾
宮崎県
宮崎市
「ひむか里山の森」を小中学生や宮崎市民が「癒しの森」として利用することを目的に、「自然体験交流活動計画」を策定する。この計画では、ツリーハウスを検討・設計するとともに、「自然体験プログラム」(ネイチャーゲーム、プロジェクトワイルド、ツリーイング、ツリーハウスキャンピング等)を開発する。
27 屋久島の里樹林・樹冠体験事業 有限会社
キャノッピ屋久島
鹿児島県
屋久島町
現在屋久島では、縄文杉に代表される山岳観光が主流で、付近の生態系は一極集中のあおりを受け、今後の悪化が懸念されている。事業計画地は、里地に位置するスダジイ・タブを主体とする照葉樹林で亜熱帯系大型シダも繁茂する。梢の高さに空中回廊を設置し、鳥や蝶の目線感覚で自然を観察していただくなど、里地での新しい自然の楽しみ方を提案するものである。


お問い合わせ先

財団法人都市農山漁村交流活性化機構(愛称:まちむら交流きこう)
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町45番地 神田金子ビル5階
電話番号:03-4335-1987 FAX番号:03-5256-5211

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