「山村再生」全国研修会(平成21年3月4日〜5日)開催のご案内

「山村再生」全国研修会開催要領

社団法人 日本森林技術協会

研修会の名称

「山村再生」全国研修会

趣旨

「美しい森林づくり」を実現するためには、森林整備の基盤となる山村の活性化は不可欠です。一方、山村では、人口の減少、高齢化の進展、集落機能の低下や不在村者保有の森林の一層の増加が危惧されています。

山村の活力を高めていくためには、就労機会を確保し定住を促進することや都市と山村との共生・対流を進めていくことが重要です。

このため、当協会では、林野庁補助事業「山村再生総合対策事業」の一環として、地域における「山村再生プラン」の取り組みを支援しています。

「山村再生プラン」とは、森林、自然景観、農林水産物、伝統文化等の山村特有の資源を活用した新たな産業(森業・山業)の創出、都市と山村との交流活動の取組、山村コミュニティの維持・再生に向けた地域活動やこれらを組み合わせた複合的な取組、あるいは、環境、教育、健康の分野に着目したモデル的な取組です。

この研修会は、山村再生プラン関係者の資質向上を目的に開催するものであり、あわせて山村再生の取り組みの環を全国に拡げることを期して開催いたします。

具体的には、平成20年度、21年度に採択された山村再生プランの実施等を支援するため、各地域の取り組みのPDCAにおいて、具体的な課題解決に資するツールや方法を提供します。本年度は、山村マーケティング研修と山村コーディネイト研修(ビジネスタイプ、交流タイプ、コミュニティタイプのコース別研修)を実施します。

また、山村再生プランに採択された方の活動状況を報告していただきます。

なお、ここでいう山村とは、都市近郊の里山や、中山間地域農村なども含みます。山村振興法における振興山村だけを対象とするものではありません。

山村再生プラン関係者はもちろん、山村活性化に取り組む関係者の多くのご参加を心よりお待ち申し上げます。

主催
社団法人日本森林技術協会
日時

平成22年2月25日(木)13:30 〜 16:30
2月26日(金)9:00 〜 17:00

「第1部 山村マーケティング研修」2月25日(木)13:30 〜 16:30
「第2部 山村コーディネイト研修」2月26日(金) 9:00 〜 12:00
「第3部 山村再生プラン活動報告」2月26日(金)13:00 〜 17:00

部ごとに参加申込みをすることが可能です。

会場

主婦会館 プラザエフ 地図を別ウィンドウで開く

  • 東京都千代田区六番町15番地
  • 電話 03−3265−8111
  • ・JR 四ツ谷駅 麹町口駅(歩1分)
  • ・地下鉄 南北線/丸の内線 四ツ谷駅(歩3分)
内容
「山村再生」全国研修会プログラム
第1部 山村マーケティング研修2月25日(木)13:30〜16:30
13:301.第1部開会
 開会挨拶
 林野庁挨拶
13:402.概説 (30分)
 概説「地域資源と社会関係資本の活用」
 講師白井 信雄(株式会社プレック研究所 持続可能環境・社会研究センター長)
14:103.ツール紹介 (50分)
 ツール紹介「森林マーケティングの実施事例の紹介(森林セラピーの例)」
 講師嶋田 俊平(株式会社プレック研究所 持続可能環境・社会研究センター主査)
(休憩)
15:154.事例紹介 (45分)
 事例紹介「山村マーケティングの実施事例の紹介」
 講師大和田 順子 (LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)共同代表)
16:005.参加者発表 (30分)
 参加者発表「ワークシート発表と討議」
16:306.第1部閉会
『 交流会 』2月25日(木)17:00〜19:00
第2部 山村コーディネイト研修2月26日(金)9:00〜12:00
9:001.第2部開会
 開会挨拶
9:052.全体研修 (45分)
 全体研修「山村再生事業コーディネーターの秘訣」
 講師菊池 新一 (NPO法人遠野山・里・暮らしネットワークマネージャー 兼 東北まちづくり実践塾塾長)
10:003.コース別研修 (120分)
①ビジネスタイプ
 研修課題 :地域再生への思いをどのように事業化しマネージメントするか。
 研修内容 :「都市農山村交流事業マネジメント・コーディネーター」の考え方に基づき、農山村資源と都市ニーズを結びつける事業設計とマネジメント・コーディネーターに必要なスキルについて学ぶ。
 講師大和田 順子 (LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)共同代表)
②交流タイプ
 研修課題 :地域内外の関係主体との連携・交流をどのように進めていくか。
 研修内容 :インタープリテーション(伝える技術)の考え方に学びながら、効果的な都市農山村交流プログラムの設計や広報に応用できる「伝え方」について実習を交えて学ぶ。
 講師小林 毅 (岐阜県立森林文化アカデミー教授)
③コミュニティタイプ
 研修課題 :地域住民の理解や参加を得ながら目指すべき方向をどのように見出すか。
 研修内容 :エコミュージアムの考え方と手法に学びながら、住民参加による地域資源調査の方法とコミュニティ・ファシリテーション(参加型開発)の手法について学ぶ。
 講師嵯峨 創平 (NPO法人環境文化のための対話研究所代表理事)
12:004.第2部閉会
第3部 山村再生プラン活動報告2月26日(金)13:00〜17:00
13:001.第3部開会
13:052.山村再生プラン活動報告 8件×25分
 発表団体と事業内容は別紙「山村再生プランの事業内容」を参照ください。
16:253.質疑応答
17:004.閉会
参加範囲
  1. 平成20、21年度山村再生プランの関係者
  2. 山村活性化の実践者
  3. 山村活性化の関係者(都道府県、市町村、普及センター、JA、森林組合、一般等)
  4. その他
参加定員
第1部山村マーケティング研修:90名
第2部山村コーディネイト研修
① 全体研修:90名
② コース別研修
 ・ ビジネスタイプ:30名
 ・ 交流タイプ:30名
 ・ コミュニティタイプ:30名
第3部山村再生プラン活動報告:90名
参加費
無料
交流会については、会費3,000円
事務局
  • 〒102-0085 東京都千代田区六番町7番地
  • 社団法人日本森林技術協会 山村再生事務局
  • 電話 03-3261-6683 FAX 03-3261-3840
  • ホームページ:http://www.sanson-saisei.com
  • メール:メールアドレス
 
山村再生プランの事業内容
No事業実施箇所事業の名称
(団体名)
事業内容
岩手県
一戸町
どん栗村から山里暮らしの魅力発信
(どん栗村運営協議会)
どん栗村では、毎年「どん栗まつり」を開催している。本事業では、イベントの際に提供していた「すだみもち」(すだみ(どんぐり)を拾い集め、アク抜きをして作るもの)の商品化、山里暮らし体験学習プログラムの開発、茅葺屋根を守る仕組みづくりに取り組む。
群馬県
神流町
樹木と共にある暮らしをデザインするアーボリカルチャー事業
(神流川森林組合)
これまで道端や民家の支障木の剪定・伐採は、クレーン等を使い胴綱だけで安全確保し、上下移動での作業が一般的であった。本事業では、欧米で発達したアーボリカルチャー(ツリークライミングを基本に、縦移動のほか横移動や樹間移動が可能で、きめ細かい作業と安全確保が可能。また、切り落とす際もリギング(切り降ろす)技術を用いることで破断強度や耐荷重などが計算でき安全な設計ができる。狭隘地でも作業可能。)事業化のための研修等に取り組む。
神奈川県
山梨県
東京都
伝統技術を用いた モジュール型 組子式収納棚の商品開発・制作・販売
(チーム KUMIKO)
チーム KUMIKOは異業種の事業協同体である。本事業では、日本の伝統技術「組子」を用いた金物を使わない組立式の収納棚の商品開発、市場調査、販売戦略の立案に取り組む。
長野県
飯山市
長期病院入院患者や寝たきり高齢者等を対象とした森林散策
(いいやまブナの森倶楽部)
病院長期入院患者、在宅の要介護者(寝たきり等)など外出支援が一般化されてこなかった方を対象に、車椅子やストレッチャーを利用した森林散策を行い、森林が持つ癒し効果を享受できる環境を整える。森林散策に際しては、保健師、介助者、森の案内人、遊歩道を持つ施設など関係団体との連携を図り、対象者自身の自己決定での実施など、他地区への普及モデルを目指す。
京都府
南丹市
山村の豊かな自然環境の活用と保全を目指した教育・啓蒙活動
(特定非営利活動法人 芦生自然学校)
当法人は、南丹市美山町の芦生を基盤に、山・川・里をフィールドに主に子どもを対象としたイベントを開催してきた。一方、近年になり、鹿による森林被害やナラ枯れ病によるミズナラ・コナラ・クリの枯死が見られている。本事業では、マザーツリープロジェクト(ミズナラの母樹や遺伝子の保存)、チャレンジキャンプ(林業、鳥獣被害や狩猟の話、鹿肉の解体・試食など)、芦生フォーラムの開催などに取り組む。
鳥取県
智頭町
山村資源を活かす森のようちえん事業
(智頭町森のようちえん まるたんぼう)
「森のようちえん」は、原則園舎を持たず、美しい智頭の自然環境が学び舎として、雨や雪の日でも毎日森に出かける野外保育のようちえんで、本年春に発足した。本事業では、「森のようちえん」の持続的な運営体制や手法の確立を目指すとともに、地域の眠れる資源(森へのアクセスポイントや廃園となった園舎、人材など)を子どもたちの“育ちの場”に活用する。
東京都
徳島県
東みよし町
「樹の紙」を活用した商品開発と障害者等との連携による産業づくり
(特定非営利活動法人JUON NETWORK)
徳島県三好地域にある会社では、木材を極薄にスライスした「樹の紙」を開発した。本事業では、この新素材を活用した新商品の開発や市場規模の調査を推進するとともに、その製造工程に障害者等を加えた生産ラインの検討に取り組む。
宮崎県
諸塚村
FSC森林認証林によるカーボン・オフセットの家づくり推進事業
(諸塚村森林認証研究会)
諸塚村は、基幹産業である林業を柱とした地域づくりに取組んできた。2004年にはFSC森林認証を村ぐるみで取得し、トレサビリティーを確立し、産直住宅の家づくりを進めている。本事業では、今の森林管理レベルと流通システムを確立するため、「カーボン・オフセットの家づくり」に取組む。具体的には、伐採から流通、工事現場までの家づくりでのCO2排出量、森への再造林によるCO2固定量のシュミレーション数値化、森づくりと家づくりがつながるオフセット算式のマニュアル化、個別住宅のCO2固定量の数値化、カーボン・オフセット住宅の推進ネットワークづくりに取り組む。
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