平成19年度

秋の風物詩となった「アケビの里」村おこしを目指すIターン者の挑戦

家族で楽しめるアケビ狩り

家族で楽しめるアケビ狩り

「アケビには、イツツバアケビという楕円形の5枚の葉をつけるものと、ミツバアケビという3枚の小葉を持つものがあるんですが、そのどちらかの花粉が、もう一方に受粉しないと結実しないんです。だから、アケビ園には両方の種類がないといけない。幸い、うちのアケビ園には、いくつかの種類のアケビがあるために、受粉で困ることはありませんね。問題は、何といっても天候ですよ」と男澤さん。
 その年の天候によって、アケビの実が色づく時期が変わってくるのだ。 「アケビ園」オープンの告知や宣伝は、当然早めにしておくために、収穫期をいつに設定するかが大問題である。
「まだ、収穫期だったはずなのに、早く終わってしまったり……。こればかりは自然相手ですからね。昨年は、7月は日照不足で、8月になったら乾燥し過ぎたようで、色づきにばらつきが出てしまい、あまりよくなかった。味にはそれほど変化はないのですが、やはり色づきを気にするお客様は少なくないですから、弱りますね」
 実は、この天龍村のアケビ園には、登録されたアケビの品種がある。それは、「向方(ムカガタ)1号」と「向方2号」という名の品種だ。 「今後は、ほかの場所にもアケビ畑を作って、そこでできた苗やツルを販売していきたいですね。『天龍村のアケビ』としてね。実際に、訪れるお客様の中には、そうした声もあるんですよ」

●Iターンで憧れの信州へ

 男澤さんは、東京都東村山市出身。4年前に大阪から天龍村にやって来た、Iターン者である。
「以前は、損保会社に勤務していました。完全な転勤族で、広島から大阪へ移り、12年務めたんです。でも、子供ができたことがきっかけで『このままでいいのだろうか』と思うようになった」
入園料は1,000円と格安

入園料は1,000円と格安

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