林業技術 平成10年 ― 1998年 (670〜681号) 総目次

論壇
書店にならぶ森林地図 木平 勇吉 671
水に縁りて材を求むの実験 美濃部 忠敬 672
国土保全を考える ― 国土保全奨励制度の実現に向けて 松形 祐堯 673
林学界に望む 松井 光瑤 674
研究生活を振り返って 清原 友也 675
民有林労働の新たな展開と可能性 三井 昭二 676
秋田発の林業技術を夢見て ― 木材高度加工研究所の意図 佐々木 松彦 677
森林文化社会の実現をめざして ― 森林交付税交付金制度創設の意義 中山 喜弘 678
森林・木質資源を活用した循環型システムの構築 ― 林業再生と温暖化防止に向けて 熊崎 実 679
林業・山村振興の課題 宮林 茂幸 680
新世紀森林・林業ビジョンの対談 ― 林業基本法の改正を予想して 手束 平三郎 681
解説
特集 森林ボランティア活動
森林ボランティア活動の推移と将来方向 茂田 和彦 670
森林ボランティア ― 行政とのパートナーシップの形成に向けて 真田 勉 670
魚をはぐくむ森づくり 新谷 恭子 670
「いぶり下草刈りキャラバン隊交流事業」 ― 森林ボランティアとの交流から,地域林業の活性化に向けて 濱田 智子 670
林業家の立場から 池谷 キワ子 670
県民参加の森づくりを目指して ― “ひょうご森のクラブ”の誕生 三上 幸三 670
森林ボランティア活動の現場から ― ひろしま人と樹の会 荒川 純太郎 670
森林・緑づくりのボランティア団体一覧(抄) 編集部 670
知られざる森林ボランティア ― 点訳 編集部 670
特集 国産材を生かす木材加工技術の開発促進
「木材加工技術の開発」の推進について 浪岡 保男 671
アカマツ材利用開発に向けて(岩手県) 東野 正 671
カラマツ材利用促進に向けて(長野県) 橋爪 丈夫 671
富山県産スギ材の付加価値向上に向けて(富山県) 長谷川 智 671
スギ中径材の活用促進に向けて(奈良県) 松山 将壮 671
低コスト生産技術の開発に向けて(岡山県) 見尾 貞治 671
県産材の利用促進に向けて(徳島県) 吉永 亨 671
スギ材の需要拡大に研究データをどう活用するか…!(熊本県) 池田 元吉 671
研究支援体制と研究プロジェクトの推進に向けて 太田 貞明 671
特集 竹
東京大学農学部附属演習林千葉演習林の竹の開花年限試験地におけるモウソウチクの開花 井出 雄二
鈴木 誠
672
海外の竹事情と活用 内村 悦三 672
わが国における竹類の分布と生態 井鷺 裕司 672
新素材 ― 竹 渋沢 龍也 672
林政審議会答申
「林政の基本方向と国有林野事業の抜本的改革」について 渡邉 聡 672
予算
平成10年度森林・林業関係予算(案)の概要 佐伯 知広 672
特集 現在の間伐環境と今日的意義/間伐の現場から
生かしたい間伐技術 山下 秀勝 673
公益的機能 ― 水土保全 ― の推進と間伐 志水 俊夫 673
効率的間伐の推進 鈴木 茂夫 673
岩手県葛巻町における間伐の実施について 盛合 嘉信 673
天竜林業地域の間伐実行例 鈴木 善郎 673
上浮穴地域の間伐実行例 ― 森林の毛細血管「林内作業道」を使った間伐事例 谷山 徹 673
天草流域河浦町の間伐実行例 田所 幹夫 673
間伐に適した林業機械とその使い方 酒井 秀夫 673
特集 第109回日本林学会大会短信(会場:宇都宮大学)
私の研究発表聞き歩記(あるき)

林政…田中 亘・野瀬 光弘  /経営…光田 靖・藤井 秀亮  /風致…中川 重年
立地…中西 麻美・稲垣 善之  /生態…嵜元 道徳  /造林…長池 卓男・佐藤 保・齋藤 哲
生理…本間 環  /育種…宮本 尚子/樹病…高畑 義啓  /動物…浦野 忠久・高野 肇
防災…小杉 賢一郎・小杉 緑子  /利用…鈴木 保志・田中 良明・今富 裕樹
  674
報告
森林の創造 ― 「森林をみる心」から 今永 正明 674
特集 森林の水質浄化機能
森の水質浄化機能 中尾 登志雄 675
森林の水質浄化機能 ― 最近の研究動向について 蔵治 光一郎 675
水質回復に向けて ― 木炭による水質浄化 谷田貝 光克 675
湖面に森をつくる 吉武 孝 675
木質油吸着剤は環境を守る! 梅原 勝雄 675
森林の持つ水質緩和機能と森林整備 白井 彰 675
特集 木の花を探る
木の花の形態と機能 鈴木 三男 676
花粉の不思議 横山 敏孝 676
園芸品種のジーンバンクとして 河原 孝行 676
スギノアカネトラカミキリを誘う小型集合花 田畑 勝洋 676
蜜源の森を育てる 安藤 竜二 676
特集 事業導入から10余年目を迎えた育成複層林
育成複層林施業とその推進方策 小椋 重信 677
北海道南部におけるヒバの複層林施業 八坂 通泰 677
育成複層林による山武の森の再生 福島 成樹 677
岐阜県の複層林の特質と問題点 横井 秀一 677
複層林の光と陰 ― 森林総合研究所四国支所での研究から 高橋 文敏 677
特集 小規模山地崩壊の復旧対策
小規模山地崩壊の復旧技術の基本 村井 宏 678
現場資材を活用した小規模山地崩壊地の復旧 藤本 鐵男 678
現場で使いやすい間伐材製品の開発と活用について 小林 猛 678
自然にやさしい小径木丸太法枠工 中川 恭士 678
林産物活用型森林土木事業と小規模山地崩壊地 大坪 弘幸 678
特集 木の実を探る
木の実の秘密 ― 果実と種子の形態 斎藤 新一郎 679
芽生えの定着に適した季節と場所を選ぶための発芽戦略 鷲谷 いづみ 679
鳥による木の実の散布 小南 陽亮 679
野ネズミによるドングリの種子散布 島田 卓哉 679
美味しい木の実(果実)を求めて 梶浦 一郎 679
木の実とともに生きた北上山地の農民 畠山 剛 679
特別寄稿
森林の現状にふさわしい水源かん養林の考え方 ― 水源かん養の増進を目的とした森林整備の推進のために 塚本 良則 680
特集 森林動物 ― ニホンジカ
国内最大の激害地を抱えて 梶 光一 680
五葉山地域に生息する北限のホンシュウジカの保護管理について 晴山 重信 680
県境を越えるシカの保護管理と尾瀬の生態系保全 小金澤 正昭 680
兵庫県のシカ対策 上山 泰代 680
九州のシカ事情 常田 邦彦 680
シカ問題の動向と個体群管理のポイント 三浦 慎吾 680
特集 民有林の担い手を考える
これからの民有林労働の担い手 ― 第三セクターに視点を置いて 鶴 助治 681
森林組合の労働力確保に向けて(十和田湖町森林組合) 石田 實 681
雇用条件の改善による林業後継者づくり(信州上小森林組合) 荻原 幸春 681
各種助成制度を生かして ― 名田庄村と名田庄村森林組合とのタイアップによる林業活性化を目指して 池田 実 681
第三セクター“(株)グリーン・シャイン”の現況と問題点 井川 吉治 681
第三セクター“(株)いぶき”の成長 古川 均 681
年頭のごあいさつ 三澤 毅 670
第44回(平成9年度)森林・林業写真コンクール優秀作品(白黒写真の部)紹介   670
総会報告
日本林業技術協会第53回通常総会報告   675
第44回林業技術賞業績紹介
食用きのこの効率的栽培方法の体系化とその普及 小出 博志 676
第9回学生林業技術研究論文コンテスト要旨
森林未利用バイオマス資源としての林地残材の収穫システムの可能性に関する検討 吉岡 拓如 676
東吉野村におけるスギ人工林の密度管理に関する研究 高橋 絵里奈 676
桜島のマツはなぜ枯れにくいのか 大隅 浩美 676
樹林地を中心とした多摩丘陵における土地利用の変遷 多田 秀介 676
森林・林業における認証制度に関する研究 淡田 和広 676
都市郊外の二次林における植生管理計画 伊藤 佐知子 676
マツノザイセンチュウ接種木の病徴進展に及ぼす施肥の効果 井上 純大 676
第44回林業技術コンテスト発表要旨1
大夕張択伐試験地における成長解析 ― 40年間の推移 鈴木 清一 677
ブナ二次林の施業について 佐藤 真帆 677
シオジの天然更新法 竹内 学
斎藤 賢治
677
五城目営林署管内における複層林施業の一考察 立川 優
齋藤 健一
677
八ヶ岳山麓における人工カラマツ林の今後の施業のあり方について 小林 雄一
牧 伊名夫
677
ブナ地帯育成天然林施業保育試験(中間報告) 曽我 嘉博
長屋 憲明
677
梢端部損傷木(ヒノキ)の整形後の成育状況について 奥澤 健一
前田 文明
677
鬼泪山国有林における山砂採取跡地の緑化について 嶋崎 国浩
中澤 美臣
677
第44回林業技術コンテスト発表要旨2
スーパー松の育苗・生産(マツノザイセンチュウ抵抗性松) 鳥羽瀬 政志 678
知床半島におけるエゾジカの樹木被害について 稲川 著 678
傾斜横断溝の考案について 宮永 宏行
柴 和広
678
間伐材の有効利用について 渡辺 淳一
梅田 三幸
678
レブンアツモリソウの人工増殖について 山岡 晃 678
施業管理計画の樹立における地図情報システムの活用について 岡田 靖志 678
低コスト・高能率間伐の実施について 白石 光成
小牧 勝次
678
随筆
自然・森林と文学の世界 10〜21 久能木 利武
10.ソロー先生,自然破壊を悲憤慷慨するの巻 - 670
11.ウェルギリウス ― 木から死者の声が - 671
12.テスにケルト・ドルイドの影が見えて - 672
13.新緑の森の小道を心の目で… - 673
14.春もまたワーズワースの庭で - 674
15.ハワーズ・エンドには楡がよく似合う - 675
16.プーシキン ― 急いで林や草地に話しかけた - 676
17.ブレヒト ― 君たち 大きな樹に登れ - 677
18.チェーホフ ― 今やロシアの森は斧の下で… - 678
19.木のぼり男爵 樹上に生きた ― 常にこの地を愛した - 679
20.E・トマス ― 枝に残った最後のスモモ - 680
21.ハドソン ― 月光を浴びるイナゴマメの木 681
最新・細心・海外勤務処方箋 プレゼンテーション編 宮崎 宣光
(1)タフ・ネゴシェーター - 671
(2)たかがスピーチ,されどスピーチ - 672
(3)横飯と縦飯 - 673
(4)プレゼンテーションとワークショップ - 674
(5)ミーティングとディスカッション - 675
(6)嗚呼,アポイントメント(面会とは待つことと覚えたり) - 676
(7)レポート(紙こそ命) - 677
(8)レター(口約束はしばしば忘れられる・こともある) - 678
(9)英語はやっぱり難しい(日本語はもっと難しいかな?) - 679
(10)<最終回>技術協力専門家のお仕事の価値,それは自分で見つけるもの - 680
技術情報
670,671,672,674,675,676,678,679,680,681
林業関係行事一覧
670〜681
グリーン・グリーン ネット
岩手大学支部『小学生を対象とした演習林セミナー』   670
名古屋営林支局支部『シティ・フォレスター事業』   671
長野県支部『信州産カラマツを使ったオリンピック記念アリーナ(Mウェーブ)』   673
群馬県支部『第49回全国植樹祭・第27回全国林業後継者大会開催』   675
新潟県支部『新潟県治山防災ヘルパーについて』   676
新支部紹介『森林技術総合研修所』   677
京都府支部『整備進む「府民の森(仮称)」』   679
埼玉県支部『彩の国ふれあいの森 鉄砲流しの再現!』   681
統計にみる日本の林業
主要先進国の用材消費量   670
特用林産物の動向   671
用途別木材(用材)の需要の変化   672
わが国の木材輸入量の状況   673
流域林業の中核としての森林組合の現状   674
製材工場数の推移   675
木材の付加価値の状況   676
木材需要の動向   677
上下流の協力による森林整備の取り組み   678
世界の林産物貿易   679
厳しさを増す木材産業の経営   680
わが国の産地別木材輸入の状況   681
林政拾遺抄
66坪8合   670
「お水送り」の森   671
オカミサミット   672
杓底一残水   673
百姓一揆   674
古今伝授   675
木彫刻 「たかおがみ」(タカオガミ)   676
八百比丘尼の伝説   677
洪水を防いだクワ   678
四高桜   679
岡藩の熊沢蕃山   680
黒岳の湧水   681
石城謙吉の5時からセミナー 1〜6 石城 謙吉
山火事と焼畑 - 670
雑木林 - 671
花鳥風月と里山 - 672
スプリング・エフェメラル - 673
生物季節 - 674
ロビン・フッドの戦い - 675
有光一登の5時からセミナー 1〜6 有光 一登
フライパンとシチュー鍋 - 676
パソコン必携 - 677
千本山が百本山に - 678
サケではないが - 679
森の中の奇妙な儀式 - 680
森林は炭素の貯蔵庫か - 681
本の紹介
『保安林制度百年史』(保安林制度百年史編集委員会編) 太田 猛彦 670
『日本軍政と南方占領地林政』(荻野敏雄著) 藤澤 秀夫 671
『総合年表/日本の森と木と人の歴史』(日本林業調査会編) 編集部 672
『炭・木酢液の利用辞典』(岸本定吉監修 杉浦銀治・三枝敏郎・谷田貝光克・岩垂荘二監修協力) 品川 信夫 672
『木曽ひのき』(只木良也・小林寛義・原田文夫・平田利夫著) 松井 光瑤 673
『自然を読め!東南アジアの森』(樫尾昌秀著) 小林 富士雄 674
『地図学用語辞典』[増補改訂版](日本国際地図学会地図用語専門部会編) 渡辺 徳丸 674
『低コストな合自然的林業』(赤井龍男著) 相場 芳憲 675
『森林GIS入門』(木平勇吉・西川匡英・田中和博・龍原哲共著) 北浦 慎吾 676
『ブナの森と生きる』(北村昌美著) 工藤 樹一 677
『マングローブ入門』 ―海に生える緑の森― (中村武久・中須賀常雄著) 桜井 尚武 678
『世界森林白書1997』(国際連合食糧農業機関(FAO)編・(社)国際食糧農業協会訳) 熊崎 実 678
『オオタカの営巣地における森林施業』(前橋営林局編[執筆者]石塚森吉,遠藤孝一,本村健,由井正敏) 阿部 學 679
『森林・水・土の保全』 ―湿潤変動帯の水文地形学(塚本良則著) 鈴木 雅一 680
『復刻/校正・大日本植物帯調査報告・図表』(田中壌著・大日本山林会刊) 蜂屋 欣二 680
『日本人はどのように森をつくってきたか』(コンラッド・タットマン著・熊崎実訳) 坂口 精吾 681
こだま
森林による水質浄化   670
「ネパールを旅して」   671
野生動物との共生   672
第1回林業コンファレンスに参加して   673
ラフレシア   674
新たな予定調和論?   675
市民の提起にどう応える! 林業技術者   676
オオカミの出番?!   677
新スギ?の使い方   678
日本人,初めて森林で遊ぶ   679
高齢者にお願い   680
森林走遊学大会   681
会員の広場
海岸ブナ林を調査して 工藤 樹一 670
カモシカの呼び名語彙(補遺・訂正編)1 北村 嘉寶 670
植栽木のシカ害防止に関する国際シンポジウム ― 野生動物と林業の共存を求めて 相場 芳憲 671
カモシカの呼び名語彙(補遺・訂正編)2 北村 嘉寶 671
カモシカの呼び名語彙(補遺・訂正編)3 北村 嘉寶 672
森林生産の時代適合性への意識改革を求めて(ひとこまの授業) 沼田 邦彦 673
森林の素晴らしさを肌で感じる森林公開講座 標津営林署 674
造林者の立場から VIII 佐藤 彦一 674
立木材積巻尺の開発 松崎 清 674
正しいクラパ(ココヤシ)の使い方 北村 昌三 679
スギ造林地のマルチング試験経過とじか播き造林への連携技術 矢部 茂明
谷口 憲男
平野 松也
山口 紀幸
681
緑のキーワード
森林条約   670
森林GIS   671
地球温暖化防止京都会議   672
保全生物学   673
木質資源とLCA   674
持続可能な森林経営と認証制度   675
国有林野事業の抜本的改革 ― 9年度林業白書から   676
大規模木造建築物   677
ログハウス   678
地球温暖化防止と森林   679
木質材料とVOC   680
エクステリアウッド(外構材)   681
新刊図書紹介
670〜681
その他
平成10年度《日林協学術研究奨励金》助成テーマ募集のお知らせ   670
平成10年度技術士第二次試験(国家試験)のお知らせ   671
第109回日本林学会大会のお知らせ   671
緑の募金事業報告会案内資料から   672
平成10年度技術士第一次試験(国家試験)のお知らせ   672
『新林業百科事典(仮称)』の全体編集委員会を開催   673
「健康保養の森」シンポジウム ほか   673
平成9年度林業技士養成講習合格者   673
日本林業技術協会第53回通常総会関係行事のお知らせ   673
勤労者退職金共済機構の設立について   674
第44回林業技術賞受賞者の発表   674
第9回学生林業技術研究論文コンテスト受賞者の発表   674
第2回「日林協学術研究奨励金」助成対象者決まる   674
第45回森林・林業写真コンクール入選者の発表   674
平成10年度 林業技士養成講習・登録のご案内   674
第44回林業技術コンテスト受賞者の発表   675
日林協ホームページが開設されました(試験運用中!)   677
マツ林の保全とマツ枯れに関する国際シンポジウム開催のお知らせ   677
第24回リモートセンシングシンポジウムのお知らせ・他   677
平成10年度(第21回)『空中写真セミナー』開催のご案内   677
(社)日本林業技術協会支部連合大会のお知らせ   678
第46回森林・林業写真コンクール作品募集要領   678
日林協ホームページさらに充実!第3報   679
森林認証についてのワークショップおよび研修会開催のお知らせ   679
『マツ林の保全とマツ枯れに関する国際シンポジウム』が開催   680
第18回日本林業技士会開催   680
平成11年度・第3回<日林協学術研究奨励金>助成テーマ募集   681
第46回<森林・林業写真コンクール>作品募集要領   681